2022年度 理事長所信

2022年度 一般社団法人都留青年会議所 理事長所信

至誠を貫く ~誰かのためには、自分のために~

【はじめに】
 新型コロナウイルスの脅威は我々の生活に大きく影響し、生活や仕事と大きな変化を余儀なくされてきました。2022年一般社団法人都留青年会議所は55周年を迎えます。この55年間は新型コロナウイルスに苦しむ今の世の中のような大きな困難の中を、諸先輩が、明るい豊かな社会の実現のために、自分のためだけではなく、誰かのために知恵を出し合い、時には変化を加え、つないできた55年間です。この重みを感じながら邁進してまいります。
 急激な科学の進歩により様々な生活様式が変化をし、インターネットやSNSの普及により誰もが、どこにいても情報を得ることができるなど、私たちを取り巻く環境は都留青年会議所が誕生した55年前とは大きく変化をしてきました。しかし、都留青年会議所会員が利害関係に関わらず、自らの時間を犠牲にしてまで地域の明るい豊かな社会の実現に向けて取り組む原動力が、地域を想う心であることは55年間変わらないものだと思います。新型コロナウイルスの感染拡大に苦しみ、物事に対してネガティブな社会である今だからこそ、何事にも誠実な心を持って対応することで、地域の方の、仲間の心を動かすことができ、自らの成長にもつながると信じています。 
「至誠」きわめて誠実な心をもってものごとに取組んでまいります。

【誰かのためには、自分のために】
 人は成長における目標設定において「自分のために」と考える自己目標よりも、「誰かのために」と考える他己目標を立てたほうが良い効果があるといわれています。我々青年会議所が掲げる目的は、「明るい豊かな社会の実現」であり、達成のための三信条として「修錬」「奉仕」「友情」を掲げています。他己的な地域に住む誰かのために(奉仕)、仲間達とともに、仲間のために(友情)を取り組んでいくことで自身の成長(修錬)を達成できると信じています。

【人を惹きつける試み】 
 人口減少や地域格差など私達の地域には今後大きな問題があります。しかし、目に見えた大きな問題があるにも関わらず、日々忙しい毎日を過ごしていると生活に精一杯となってしまうことも事実であり、地域住民の方も地域における共通の問題意識を持ちながらも、問題について考えたりアクションを起こすことは難しいのが現状です。しかし、地域の問題解決には地域住民の方の参加は不可欠です。2022年度は一人でも多くの住民の方が我々が行う事業に参加していただくことを目標とし、「参加してみたい」と思われるような人を惹きつける試みを取入れながら事業構築を行ってまいります。

【地域を知ることから問題解決を考える】 
 全世界共通の問題となっている新型コロナウイルス感染対策を通して、地域の「人」や「文化」「歴史」など様々な要因が関わる問題では、地域にあったベストな対応策はそれぞれ異なることを学びました。今後迎えるであろう地域の問題においても、地域にあった取組みを行っていく必要があると考えます。そのためには、自分達の地域の特性や様々な背景を知る必要があります。地域の特性を知ることで、地域にあった問題解決を考え、様々な取組みを行ってまいります。

【パートナーとの事業協力】 
 都留市には青年会議所だけではなく都留市をより良くしていこうと考え活動する人たちが多くいます。都留市役所をはじめとした行政関係の方々、地域で商いを行う商工会議所などの方々、また多くのNPO法人やサークルの方々、都留市の最大の特徴とも言える都留文科大学をはじめとした多くの学生達が日々より良い都留市を目指し考え、活動されています。
青年会議所の活動の一つとしてこれらの人々の想いを合わせ、より多くの力に変える「つなげる」役割があると思います。一人ひとり、一つひとつの活動は大きな力とならずとも、様々な人や団体が集まり、多くの思いが集まることでより大きな力となり、都留市を魅力的なまちに変えていきます。2022年度は、様々なパートナーとの協力による事業の運動効果の向上を目指してまいります。

【まちひと委員会】 
 まちづくりとひとづくりは決して切り離すことができないものであり、持続可能な地域を作っていくためには、持続可能な住民の参加は必要不可欠と考えます。一人でも多くの住民が地域に興味を持ち、郷土愛が生まれてくることで、持続可能な住民の参加につながり、持続可能な地域へと変わっていくと考えます。まちひと委員会には、事業を通して一人でも多くの住民に参加いただき、多くの住民の方に地域について考える機会を提供し、持続可能な地域の構築を目指していもらいます。
・6月例会の実施
・9月例会の実施
・会員拡大の実施

【青少年育成委員会】 
 新型コロナウイルスの感染拡大は、青少年の成長に大きな影響がありました。様々な活動が制限される中で、青少年の時期に迎えるべき様々な挑戦の機会が失われてしまっていることは、今後地域を背負っていく青少年の成長には大きな問題だと考えます。一方で、近年SNSやインターネットをはじめとした年齢や地域、国までも超越した新たな活躍の機会が広がっているのもたしかです。青少年育成委員会では、事業を通して時代に合った様々な挑戦の機会を青少年へ与えることで、青少年の成長を止めることのない運動を展開していきます。また、都留青年会議所が5年ごとに行っているヘンダーソンビル市との連携で海外交流による青少年の成長の機会の提供を行ってもらいます。
・3月例会の実施
・8月例会の実施(ヘンダーソンビル市交流事業)
・会員拡大の実施

【地域連携委員会】 
 地域課題は日々複雑化し、課題解決のためには都留青年会議所の力だけではなく様々な人々との連携が今後必要と考えます。地域には青年会議所だけでなく、様々な団体が地域の発展を考え各分野で日々活動されています。しかし、同じ地域のために活動しているにも関わらず、お互いの活動の実情や情報交換等の機会が作れていない現状があります。地域連携委員会には、今後の都留青年会議所活動の地域活動の糧となるような様々な団体との意見交流などを通した連携機会の創出を行っていただきます。また、4月例会である4LOM合同例会での交流を通して今後のLOM間での連携につなげていただきます。
・4月例会の実施
・10月例会の実施 
・他団体との交流の実施
・会員拡大の実施

【総務委員会】 
 総務委員会の役割は、青年会議所活動や運動においてなくてはならない「心臓」の役割を担っています。LOMの円滑な運営遂行が求められるだけではなく、他団体とのやり取りなど対外的な役割も多く担います。広報活動についても近年取り組んでいるSNSを使っての都留青年会議所の情報発信を積極的に取り組んでいただきます。また、さらなる会の円滑な運営のためにアカデミー会員への研修も担ってもらいます。
・アカデミー会員への研修
・都留青年会議所の円滑な運営と他団体との窓口対応
・SNSによる広報活動の実施
・運営資金の管理、監督
・災害発生時の対応
・3分間スピーチの実施
・会員拡大の実施及び拡大情報の取りまとめ
・55周年式典の実施(5月例会)
・7月例会の実施
・卒業証書授与式の実施
・会員拡大の実施及び情報の取りまとめ

【継続事業について】 
 毎年組織が一新される青年会議所において、継続性のある事業は大きな意味を持ちます。一方時代が変化していく中で、継続事業の目的にあった事業の再構築が求められていることも確かです。2018年に掲げた継続事業についての取り決めの検証を行っていくとともに、今後の継続事業についての話し合いの機会を作り、会全体で今後について考えてまいります。

【55周年について】 
 新型コロナウイルスから抜けだし、社会が新たに歩み出すであろう2022年、都留青年会議所は55周年を迎えます。新型コロナウイルスに苦しむ過去2年間様々な活動、運動が制限されてきた中で、55周年の節目の年に都留青年会議所の地域における運動について発信するとともに、長年にわたり都留青年会議所を支えていただいた方に感謝の思いを伝える場として式典を実施いたします。また、周年事業としては、6月例会の実施、ちびっ子海外使節団については、渡航の見通しがたたないため、8月例会としてヘンダーソンビル市との交流事業を今年度は実施いたします。

【会員拡大について】
 会員拡大は、会の活動において必要不可欠なものであると同時に、永遠の課題でもあります。
2022年度は特定の委員会を設けるのではなく、理事長を主体として、会全体で新たな会員の確保に努めてまいります。SNS等を通じた情報発信を行うことにより、会に興味を持っていただく方を一人でも多く作ってまいります。

【新型コロナウイルス感染拡大による事業への影響について】
 新型コロナウイルス感染拡大による今後の青年会議所活動、運動への影響が懸念されます。
2022年はその時のベストな形を検討し、感染拡大に対応しながら我々都留青年会議所活動、運動が止まることのないよう努めてまいります。

【結びに】
 新型コロナウイルスの感染拡大を経験し、我々が気づいたことは地域の問題は、地域で解決していかなければならないということです。今後我々の地域で起こる人口減少問題をはじめとした問題は、まだ誰も経験したことがないような難題です。これらの問題は誰かが特効薬を作ってくれるような問題ではありません。我々一人ひとりが地域における解決策を考え実行して行かなければならない問題であるとともに、長期的な視野で取組むべき問題でもあると思います。そのためにも都留青年会議所では一つでも多くの成長の機会を都留青年会議所会員をはじめとした多くの人々に提供することで、地域の方々と共にこの難題に取組んでまいりたいと思います。
 「未来とは今である」という言葉があります。今、この瞬間しか生きることのできない我々には、今を変えることの積み重ねでしか未来を変えることはできません。青年会議所の限られた時間の今を多くの皆様とともに積み重ねていきたいと思いますので、どうぞ一年間よろしくお願いいたします。

一般社団法人都留青年会議所 第55代理事長 森屋 真一郎


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