目的論で行動変容 & 人から学べ!

こんばんは。
一般社団法人都留青年会議所の堀内(と)です。


ここ数年、目的論を唱えるアドラーさんについての話題をいろいろなところで目にします。
たまたま私は『キャリアカウンセラー』の仕事をしていた時に、当時の同僚に「この本を読んでみて。」と教えてもらいました。


それが最近、腹落ちするように、しっくりくるようになりました。
アドラーさんは「人の行動には目的がある」として、原因論の心理学者とは一線を画す方です。
原因から結果が生れますので、原因を特定する考え方から結果を変えることも正しいと思うのですが、人が何かを達成しようと考えたときに、その阻害要因は千差万別です。


アドラーさんは、私たちの思考や行動は、どのような目的に向かうのかということによって変わってくると行っているのです。


仕事での役割や家庭での役割では学べないことを経験させていただくことができるのが、青年会議所の素晴らしいところです。




個人的に人材育成に関してベースにしているのは、段階があるということ。
その段階はいくつの考えからでも論じることができると思うのですが、シンプルにその段階を表すと...

知る ⇒ わかる ⇒ やる ⇒ できる



今は、インターネットが簡単に情報を届けてくれます。
これにより、人は多くのことを「知る」ことができるようになりました。
キュレーションが出たかと思えば、AIが社会で利用されるようになってきています。
しかし、大切なことは自分で「やって」みて「できる」ようになることです。


「やる」かどうかを決めることも大きな意思決定かもしれませんが、「やって」みたり、試行錯誤しないと「できる」とはならないのです。


アドラー心理学をベースに人事コンサルティングを行っている、私の好きな方のコラムにこんな話がありました。

■西洋のことわざ
喉の渇いていない馬に無理やり水を飲ませることはできない。

■解釈すると
喉の渇いていない馬に無理やり水を飲ませることはできない。
しかし、喉を渇かせることはできるし、喉が渇いた後に水を与えることもできる。

■公式
行動 = 個人の資質 × 環境



今、鳥取でIT企業を興し、ITで地方創生を掲げる株式会社LASSICの西尾副社長と一緒に仕事をしていた時の事。
「ほりさん、オレは30で起業する。自分でターニングポイントを設定できる奴は強い。オレは、そうありたい。」
そんな話をしたことを、とてもよく覚えています。


挑戦することが怖い。
何かを積み上げていくことが、面倒だ。
これをやって、何になるんだろう、自分にとっては無駄なのではないか?


青年会議所にいると、そんな場面が多々あります。


しかし、青年会議所の運動や活動だけではなく、何からでも学ぼうという姿勢を持っている人や、自分の固定概念を壊しながら(⇒行動変容)やってみるという経験を通じて次のステージを見出すことができる人は、とても強い。
成長スピードが速いと感じます。
自分でターニングポイントを設定して(自らの時間とお金の使い方や人との出会いやお付き合いに意義を見出そうとする)、小さいことでも、大きなことでも、やってみる。
それがとても大切だと思うのです。


私たちの組織は、積極的な変化による創造を仕組みとしていますので、単年度なのですから。
一年間、「今」を積み重ねていくことで、それが大変なことであっても、楽しいことであっても、生きていれば必ず終わりがあるのです。


私が環境の一部になる会員に対しては、しっかりとそれが提供できていない部分もあり、申し訳なく思います。私の力不足で、熱量を上げられずに、申し訳ありません。




さぁ、なんでも具体的にやってみましょう!
やってみることで、先人たちの想いや知恵など、多くのことに気が付く機会があり、それがまた成長へとつながる良循環をつくるのだと思うのです。

我 以 外 皆 我 師



本当にその通りです。
アドラーさんの目的論、私は賛成です!
今年は、皆様から様々なことを学ばせていただいております。
ありがとうございます。




追伸
前略、母上様
5月31日は、あなたの誕生日でしたね。
かれこれ16年半ほど会っていませんが、お蔭様でこんな風に感じることができるようになりました。
あなたが、命の大切さや有限性を教えてくれたお蔭で、積極的に自分を変えたり、多くの方とお付き合いをさせていただき、多くを教えていただき、気づいたり、自分の課題を発見する貴重な時間を過ごさせていただいています。
家族と会社にも、感謝しています。



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