【3分間スピーチ】『都留市直売所の現状と地域活性化に向けて』

 こんばんは。
 一般社団法人都留青年会議所 総務委員会です。

3月10日に第3回理事会が開催されました!
その際の3分間スピーチ担当者は中村吉秀君でした。
 せっかく3分間スピーチを行っているのですから、是非多くの方に知っていただきたいということで、内容をブログとして投稿させていただくこと致しました。


 以下、中村君の作成文章です。

『都留市直売所の現状と地域活性化に向けて』



 都留市の重点施策である「道の駅(仮称)つる」について、農家として成功に向けて協力していきたいと考えています。そのために、計画の周知と、私が考えた課題・考えなどについてまとめさせていただきました。

・2016年11月頃オープン予定。地域に愛される施設を目指す。
・全国で38か所、関東では6か所の「重点道の駅」に平成27年度の選定。
・この交差点が大原の信号で、地図の左上にかけて500m程でリニア見学センターがあります
・基本的な機能として、直売所(268㎡)、レストラン(150㎡)、テラス席(42㎡)、体験教室(25㎡)、
 キッズコーナー(9㎡)、ピザ釜室(15㎡)などがあり、トイレも広く整備されています。

全体図面

建物平面図

 【参考情報】
  都留市農林産物直売所建設に係る工事の施工について(都留市サイトより)
  国土交通省 関東地方整備局 平成27年度 重点「道の駅」の選定について(PDF)

【課題】
 ・生産者が少ないこと。農家の年齢層が高いこと。
 ・冬に出品できるものが少ないこと。
 ・各種組織化が遅れていること。
 ・交通量のある道(139号沿い)に面していないこと。
 ・農産物のクオリティーの問題。
 ・先々の集客に不安があること。
 ・都留市は特産物がないこと。    など

課題はほかにもいくつもあるとも思います。
しかし、現代という時代において、安定してだれでも儲けられる仕事というものは存在せず、新しいことを始めるには一定のリスクがあり、それを考えつつも挑戦していくことは大切だと私は思います。


都留市での農業の様子


  ここで急ですが、ソフトバンクの孫正義氏の言葉です。


「迷ったときほど遠くを見よ。」

100年、200年先を考えて、大局をつかみ、30年くらいのスパンでそれに目標を設定して達成を目指す。そのために10年、5年、3年、1年、半年と短期の行動目標を決め、実行して改善を繰り返していく。そういったことが必要ではないでしょうか。先々を考えて、地域に愛される施設になっていければと思います。




最後に私の意見を書いてみたいと思います。例えば道の駅直売所のテーマを「健康で楽しく、チャレンジできる直売所」などとして、<健康で>安心安全・新鮮な農産物を出品。子供や孫に安心できるものをつくる。都留市が行おうとしているCCRCや医療費負担の減少、地域住民の健康寿命を延ばすなどにも寄与する。<楽しく>農産物などだけでなく、各種イベント・勉強会・交流会・起業促進などを行い、人の集まる場とする。出品の品質・農業力は中期的に勉強しながら、良いものにしていく。<チャレンジできる>いろいろな企画を小さく、数多く試すことができる。失敗は成功のもと。


などと考えると多くの人に愛される施設になっていくのではないでしょうか。
また、どの地方も抱える問題として、雇用が少なく、Uターン等がすすまない。という問題があるので、シルバー人材の雇用とともに若者の雇用にも力を入れて、未来に向けて地域が活性化していくのではないでしょうか。


しかし、現状まだまだ協力者、関わって下さる方が足りないと思います。打ち合わせなどはほとんどが60~80代の農家の方々が中心です。いったん皆さんもジブンゴトに考えていただき、関心を向けていただき、それぞれの立場で意見や協力をいただければ幸いです。主婦の方でなければ、どんなものを買いたいかわかりません。年配の方は健康に強い関心があると思います。子供がいる方は休日にどんな施設に連れていきたいでしょうか。


また、社会人が自らの専門知識技術を生かして参加する社会貢献活動である、プロボノ的な協力もこれからの地域発展のために重要です。明るい豊かな社会の為にみなさん、ぜひ一緒に楽しみながら頑張りましょう。


中村 吉秀



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